長野市(長野) 熊窪山(1253.9m) 2018年7月7日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 5:30 駐車箇所−−5:39 林道終点(誤りに気付いて戻る)−−5:44 駐車箇所−−5:58 55号鉄塔分岐−−5:58 54号鉄塔分岐(熊窪山入口)−−6:11 林道終点−−6:27 54号送電鉄塔 6:29−−6:30 巡視路を離れる−−6:40 熊窪山−−6:47 巡視路−−6:57 林道終点−−7:05 林道合流(熊窪山入口)−−7:19 駐車箇所

場所長野県長野市
年月日2018年7月7日 日帰り
天候
山行種類おおよそ一般登山
交通手段マイカー
駐車場林道に駐車余地あり
登山道の有無途中までは送電線巡視路、最後は踏跡程度
籔の有無巡視路以降は多少笹が被る
危険個所の有無無し
山頂の展望ほぼ無し
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメント北東側にある仙仁温泉から上がる林道から送電線巡視路経由で往復。事前に簡単なネット検索をかけてから出かけたが、私が見た2つの記録の地図があいまいだったり誤ったりしていて、正しい登山道ではないルートから登ることになった。おかげで林道状況はかなり悪かった。1180m肩の送電鉄塔先まで巡視路が使え、その先は笹が被った踏跡で山頂に至る。西日本では梅雨前線で記録的大雨だったが須坂市周囲は雨が降ることはなかった




害獣除けゲートを通過(施錠無し) 地形図を頼りに左の林道に入ったが誤り
実質的な林道終点に駐車 林道の続きは56, 57号鉄塔
地蔵菩薩の文字がある石碑 林道の続きだが車は無理だろう
林道終点。明らかに進行方向がおかしく戻る 駐車箇所に戻る
藪に覆われた廃林道に入る 尾根の北側に回り込むと道型明瞭
55号鉄塔入口 左写真のすぐ横の廃林道入口が登山口
54号鉄塔の案内がやっと登場 廃林道を登る
55号鉄塔分岐 廃林道終点。ここで巡視路は右へ
巡視路は斜面をジグザグに上がる 送電線直下
54号送電鉄塔(1180m肩) 南へ延びる巡視路を離れて尾根上の踏跡へ
笹が被った踏跡が続く 笹が開花していた
熊窪山北の肩。刈り払いされている 熊窪山山頂
三角点 山頂の赤ペイント
僅かに南西方向が見えるだけ 巡視路に戻る
標高1070m付近で背の高い植林帯へ 林道へ合流
廃林道入口には文字が消えた標識あり 西に延びる林道。たぶんこっちは現役
東から歩いてきたがこっちは廃林道 早くも赤とんぼ
駐車箇所到着


・関東甲信は梅雨明けしたが早すぎる梅雨明けで、当然のように梅雨の戻りがあってしかり。今週は週半ばから雨が降り始め、週末には西日本を中心に記録的な大雨。しかし長野は北アルプスなど県西部は雨だが東部は意外にも雨雲がかかりにくい予報になったので出かけることにした。もっとも、雨が降っても手軽な山に出かけるつもりだったが。
・行先は熊窪山とした。この暑い時期にこの標高は私にとってきついが、早朝のうちに登れば我慢の範囲と踏んだ。ネットで軽く検索をかけ、北東側の仙仁温泉から上がる林道経由で登ることにした。ゲートまで車で入り、その後はしばし林道を歩いてから送電線巡視路に入るようだ。地形図では山頂北側直下に送電線が通っていて、ここまで巡視路が使えるようだ。
・長野市内では早朝から南風が強いが雨は降っていなかった。このまま降らないことを祈るがびしょ濡れになってもいいように着替えを積んで出発。国道406号線を菅平方面に上がっていき、仙仁温泉の建物で道路の反対側の細い道に入る。途中で害獣除けゲートが登場するが施錠されていないので自分で開閉して先に進む。クマ出没注意の看板あり。
・すぐに舗装が終わってダートになるが車がそれなりの頻度で入っているような路面状況で安心して走れる。やがて林道が2分岐するが、ネットで見たいくつかの記録によると左の沢沿いの林道が正解らしいのでそちらに入るが轍は右の林道の方が圧倒的に濃く、本当に左で大丈夫かと心配になる。なお、この分岐には熊窪山の案内標識は無い。
・林道は徐々に轍が薄くあり両側から草木がはみ出すようになりUターンできそうな場所が無いか探しながら進んでいく。ただし路面状況はそれほど悪くないのだけは助かる。結局、車で入ることが可能な最終地点(地形図の813m標高点付近)までUターン可能なスペースが無く、最後は車で半分藪漕ぎするような感じになってしまった。帰りのために車のラジオアンテナは出発前に引っ込めておいた。
・ここで林道は道幅が狭まり左に急激にヘアピンカーブしているが、直進方向にも藪に覆われているが廃林道があるように見えた。「地蔵菩薩」の文字が見える石碑が藪の中に埋もれて立っていたり、送電線巡視路の標識はあったが熊窪山の標識は相変わらず無し。林道の続きは56号, 57号鉄塔を示していた。でもネットで調べた結果では山頂直下の送電鉄塔番号は54だったはずで、この時点で既に林道を間違えたのではないかと心配になる。でもとりあえず林道の続きを進んでみることにした。
・気温は20℃弱もあって湿気も多い。虫にやられないよう全身にたっぷりと虫よけを吹きかける。今回は雨の可能性が高いので長靴としゴアをザックに入れた。暑いのでTシャツに半ズボン姿。これに長靴はミスマッチだ(笑) 藪に備えてロングスパッツも持った。これは足元の保護用ではなくもっと上に装着して膝付近の防御用だ。
・林道の続きは地形図の記載と違って東斜面をジグザグに登っていく。やがて頭上に送電線が現れるが地形図のように谷沿いの道とは明らかに違い斜面を登り続けて終点となり、人が歩くための道幅の巡視路に変わった。山頂は眼下の谷を挟んで反対側のはずで、この巡視路は山頂から北東に延びる方向に立っている鉄塔に向かうようだ。ここで間違いを確信して駐車箇所に逆戻り。
・次は駐車箇所から藪に覆われて廃道化していると思われる直進の筋に入ってみた。巡視路の標識をよく見るとその方向を指して「55」となっていた。先ほどのミスルートの指した56,57よりも目的地の54に近いので間違ってはいないようだ。ただし肝心の「54」の文字が無くこちらも心配。
・藪に埋もれて廃道化しているように見えても人が通れる程度に手入れされているのが分かった。道幅からして廃林道で、廃道化してからかなり長期間経過しているようだった。沢に沿って進んでいるので地形図の実線がこの道らしい。
・へあぴんかーぶで右に曲がって北に張り出した尾根を巻き始めると元の林道の形が明瞭に残るようになった。途中でこれまた廃林道が左に分岐するが、これも地形図に出ている実線だ。ここまで地形図があてにならないとは・・・
・トラバースを続ける廃林道を進むと左に55号鉄塔への巡視路が分岐する。でもこれを登ると1027m標高点のある尾根を登ることになり、ネットで見た記事の記録とは明らかに異なる。この分岐から僅か数10m先に廃林道が左に分岐、その入口にはほぼ文字が消えた木製標識がかかっていた。よ〜く見ると微かに「熊窪山」が読み取れた。ここが入口に間違いないと思われるが54号鉄塔の案内標識は無い。でもとりあえずここを登ることにした。なお、今まで歩いてきた廃林道はさらに西に続いていて、おそらく一般的な登山ルートはそちら側から登ってくるはずだ。ただし地形図ではこの先で林道は終わっていることになっているが、実際には続きがあって駐車箇所のずっと下で分岐した、轍が明瞭な右の林道に繋がっているのだと思う。何せあるはずのゲートが今回の林道には無かったし。
・廃林道が左に大きくカーブする箇所で初めて「54」の巡視路標識が登場。これでルートに間違いなし。廃林道は植林帯の斜面ををまっすぐ上がっていきやがて終点。ここで人間用の道幅に変わって巡視路が右へと続き、谷地形に達してから斜面をジグザグに上がるようになる。ここは明瞭な道型で安心して歩ける。
・標高1070m付近までは背の高い杉の植林帯で、それ以上は傾斜がきつくなると同時にやや背の低い植林帯に変わる。送電線直下では僅かに樹林が開ける。東寄りの風があり意外と涼しかった。無風だったら汗だくだったかな。
・頭上が明るくなってくると尾根は近い。最後だけ薄くなった巡視路を上がれば54号送電鉄塔。ここは展望が開ける場所。空は暑い雲に覆われるがまだ雨は降っていない。
・巡視路はここまでかと思ったらまだ先に続いていた。ただし山頂には向かわず等高線に沿って西斜面をトラバースし始める。地形図を見ると熊窪山西尾根上に送電鉄塔があるはずなので、そこに繋がっているのだろう。
・巡視路が右にトラバースし始めるところで笹に覆われた尾根直上に上がるように踏跡と目印あり。これが熊窪山山頂への道に間違いない。笹はそれほど濃くはないが充分体に触れる状態なので、ここで半ズボンで露出した膝付近をロングスパッツで保護。今回は長靴を履いているのでスパッツをかなり引き上げて装着すれば足全体の保護が可能。踏跡は尾根直上だが西側斜面は笹が無い場所があり、そちらの方が歩きやすいかも。
・笹の中に踏跡が続く。よく見ると笹に花芽が付いている。全部の笹に付いているようには見えないが、おそらく来年はこの界隈は広範囲で笹薮が枯れてくれるだろう。なんかここ数年は毎年どこかで笹の開花を見ているような。地球温暖化と笹の開花に関係があるのだろうか?
・傾斜が緩むと山頂の一角である北の肩に到着。なぜかここだけ広範囲に笹が刈られていた。よって最初はここが山頂かと思ったが三角点が見当たらず、地形図を見てまだ先だと分かった。
・再び薄い笹の踏跡を辿り三角点のある熊窪山山頂に到着。山頂標識は無い。木の幹に赤ペイントがあるだけだった。長野盆地側に僅かに樹林が開けて篠ノ井付近の市街地が見えていた。
・帰りは往路を戻る。当然のように誰とも会わなかった。幸いにして最後まで雨に降られることはなかった。

 

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